今回は「チャップアップの効果を実感しやすくなる6つの正しい使い方」についてまとめた。
チャップアップの効果を上げるポイントについても解説しているため、失敗したくないという人は参考にしてほしい。
- チャップアップ正しい使い方
- チャップアップをM字だけに使って意味はあるのか?
- チャップアップをより効果的に使うポイント
チャップアップの正しい使い方【6つの手順】
これはチャップアップに限ったことではなく育毛剤全般に言えることだろう。
チャップアップを使う時は、下記6つの手順を意識してみてほしい。
安心できるシャンプーでマッサージ【ヘッドスパブラシ併用】
超基本的なことだが、シャンプーで頭皮の汚れを落とすこと。
皮脂やホコリなどの汚れが毛穴に詰まっていると、塗布しても成分が十分に浸透しないものだ。
特に夜は1日分の汚れが頭皮に溜まっているため、使用前にしっかりと汚れを落としておくべきだといえるだろう。
ワックスなど整髪料を使っている場合は、1度で洗い流すことが難しいため2回洗うことをおすすめする。
シャンプー時はゴシゴシ洗うのではなく、頭皮マッサージも行うと良いだろう。
指の腹で頭皮をマッサージしながらシャンプーすることで血行促進につながり、毎日続けることで頭皮も柔らかくなるだろう。
指だけでも十分なマッサージはできるが、汚れ落としとマッサージが同時に行えるヘッドスパブラシを使うのも良いだろう。

ここで大事になってくるのが、シャンプーも頭皮に優しいものを使うことをおすすめする。
界面活性剤が配合されたシャンプーは洗浄力が強く頭皮をスッキリさせることができるが、頭皮の保湿に必要な皮脂まで洗い流してしまうため頭皮にとっては逆効果だ。

ドラッグストアで販売されてる安いシャンプーはそういうものが多い。
「ラウリル」「ラウレス」「硫酸」といった表記のシャンプーはよく高級アルコールシャンプーと呼ばれたりするが、高品質なシャンプーではないことを知っておこう。
「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」「ラウロイルメチルアラニンNa」⇐こういった表記のあるシャンプーも避けた方がいいだろう。
その辺、チャップアップシャンプーにはそういった成分は配合されてないから安心だな。

チャップアップシャンプーなど天然成分で作られた頭皮に優しいシャンプーを使う方が良いだろう。
ドライヤーで乾かしてから塗布
シャンプーで頭皮の汚れを落とした後に「育毛剤はドライヤーを使う前が良いのか?」「ドライヤーを使ってから使う方が良いのか?」
意見に分かれるところだが、髪の毛をドライヤーで乾かしてからチャップアップを塗布しよう。
髪の毛が濡れていると、髪の毛の水分とチャップアップの成分が混同し、成分の浸透率が悪くなってしまう。
また、髪の毛が濡れているだけなのか、チャップアップを塗布できたのかも判断しにくくなるため、塗布前にはドライヤーでの乾燥は必須だ。
液垂れ注意!頭皮全体に1日30プッシュ【朝15・夜15】

チャップアップの失敗で多いのが、推奨された塗布量を守らず効果を実感できないことだ。
研究開発の結果、最も効果が期待できる塗布量を推奨しているため、それより多くても少なくても駄目だということ。
チャップアップが推奨しているのは1日4ml(30プッシュ)を目安に塗布すること。
注意したいのが1回4ml(30プッシュ)ではなく、1日4ml(30プッシュ)であることだ。
1回で30プッシュと間違った認識をしている人もいるようだが、それでは明らかに量が多く、使いすぎによって液垂れを起こしてしまう。
朝と夜の2回に分け、1回あたり2ml(15プッシュ)を目安に塗布すると良いだろう。
髪をかき分けて塗布【確実に浸透させる】
髪をかき分けて頭皮に直接塗布することで、チャップアップの浸透率を上げることができるだろう。
相当間違った使い方をしない限り大丈夫だが、要は頭皮にダイレクトに塗布しなければ意味がない。
髪の毛を乾かしているので頭皮まで浸透しやすいとはいえ、髪の毛の上からでは上手く浸透しないことがある。
塗布する際は髪の毛をかき分け、頭皮に塗布しやすい状態にしてから使うべきだな。
頭皮をツボを意識したマッサージ
頭皮マッサージによって血行を促すことでチャップアップをより効果的に使えるわけだが、マッサージをする時は頭皮のツボを意識することがポイントだ。
下記5つのツボを意識しながら、シャンプー時やチャップアップ塗布後に頭皮マッサージを行うと良いだろう。

頭頂部の1番高い中心部分に百会(ひゃくえ)というツボ。
このツボを押すことで血行促進・疲労回復・リラックスといった効果を期待することができる。

もみあげ付近にある和髎(わりょう)というツボ。
このツボを押すことで血行促進のほか、目の疲れや頭痛、肩こりの改善効果を期待することができる。
うなじの生え際部分にあるのが天柱(てんちゅう)というツボ。
百会(ひゃくえ)と同等の効果が期待できるとされており、このツボを押すことで血行促進・疲労回復・リラックスといった効果を期待することができる。

天柱(てんちゅう)から指1本分ほど外側にあるのが風池(ふうち)というツボ。
このツボを押すことで血行促進・疲労回復といった効果を期待することができる。

耳のすぐ上にあるのが角孫(かくそん)というツボ。
このツボを押すことで血行促進効果を期待できる。
3ヶ月から6ヶ月は使う
チャップアップを始め、育毛剤は効果を実感するためには長期使用しなければならない。
基本的に短期間で効果を実感することは難しく、最低でも3〜6ヶ月は毎日使い続ける必要がある。
なぜ効果の実感までに長期間必要なのか?
これにはヘアサイクルと呼ばれる髪の毛の成長過程が関係している。
ヘアサイクルには成長期・退行期・休止期という3つの段階があり、髪の毛はこの3つを経て成長と脱毛を繰り返しているのだ。

ヘアサイクルが乱れていると髪の毛が十分に育たないまま抜けることになり、健康的な髪の毛を生やすことができない。
育毛剤はヘアサイクルを改善し、健康的な髪の毛が成長しやすい頭皮環境を整える手助けをしてくれるもの。
ヘアサイクルを正常なものに改善するために最低でも3ヶ月かかるため、育毛剤の効果を実感するために3〜6ヶ月は使い続けなければならないのだ。
チャップアップをM字の部分だけに使うのはあり?
気になる部分を改善したいと思う気持ちは分かるが、育毛剤自体には髪の毛を生やす効果はない。
育毛剤はあくまでも髪の毛が成長しやすい頭皮環境づくりの手助けをするもの。
M字など気になる部分にピンポイントで塗布するのではなく、頭皮全体に塗布して全体的に髪の毛が成長しやすい環境を作る方が良いだろう。
また、現在の悩みはM字ハゲのみでも将来的に別な部分でAGAが発症する可能性がある。
AGAの年齢別発症率は下記の通りで、年齢が上がるにつれてAGAの発症率が高くなっていることが分かるだろう。

- 20代の男性:6%
- 30代の男性:12%
- 40代の男性:32%
- 50代の男性:44%
- 60代の男性:51%
- 70代の男性:61%
AGAが発症してしまうと育毛剤だけでは対策することが難しくなり、治療にかかる費用がかさむこともある。
育毛剤を使って頭皮環境を整えておくことでAGA発症のリスクを下げられる可能性もあるため、将来のためにもピンポイントではなく、頭皮全体に塗布することがおすすめだ。

※補足※チャップアップの効果を上げるポイント
髪の毛を成長させる成長ホルモンは22時〜2時の間に分泌が活発になる。
睡眠不足に陥ると成長ホルモンが分泌されにくくなるため、髪の毛が十分に育たない。
チャップアップを塗布するとともに、成長ホルモンが分泌される22時〜2時の間は眠る方が良いだろう。
頭皮や髪の毛に栄養を運ぶ血液だが、運動不足で血行不良に陥ると成長に必要な栄養を十分に運ぶことが難しくなる。
頭皮や髪の毛に栄養を供給するためにも、適度な運動で血行促進を図った方が良いだろう。
偏った食生活をしていると必要な栄養を摂取できず、髪の毛の成長が不十分になることがある。
油分の多い食事ばかりをしていると皮脂が分泌されやすくなり、頭皮の毛穴が詰まってしまうこともあるからな。
栄養バランスの良い食事を心がけながら、タンパク質や亜鉛など髪の毛に欠かせない栄養素を摂取することをおすすめする。
生活習慣の改善のほかに、育毛サプリの併用もチャップアップの効果を上げる有効な手段だ。
育毛剤であるチャップアップは頭皮や髪の毛に対して外側から働きかけるものであり、育毛サプリは内側から働きかけるもの。
チャップアップと育毛サプリを併用することで頭皮や髪の毛に体内外から働きかけることができる。

まとめ
今回はチャップアップの正しい使い方について解説してみた。
このような結論にまとまった。
- 安心できるシャンプーでマッサージ
- ドライヤーで乾かしてから塗布
- 朝15回、夜15回プッシュ
- 浸透力をあげるために髪をかき分けて塗布
- 頭皮のツボを意識してマッサージ
- 最低でも3ヶ月から6ヶ月は使う
- M字の部分だけよりも頭皮全体に使う方が良い
- 補足として「生活習慣」が大事で「サプリの併用」もおすすめ
チャップアップは間違った使い方をすると効果が期待できず、失敗したと感じてしまうことがあるだろう。
失敗を避け、効果を実感するためにも今回紹介した6つの方法を意識して使ってほしい。